猫について
2023年7月中旬、猫達に餌を上げるおばあさんに出会いました。おばあさんは猫の餌を上げるために、近くのコンビニに行っていました。それを知ったには偶然、コンビニのレジで会ったからです。そのことは、2回ほどあり、猫の餌には高価なカンヅメを買い、自分の夕食には、弁当を買っていました。そのためか、猫は煮干しや猫まんまを食べなくなっていました。そしてレジでは、おばあさんが端の折れ曲がった一万円札で支払しました。折れ曲がっていたため、支払いが出来ずにいましたが、私が折れ曲がりを直して支払いが出来ました。猫達には雌が2匹いて、2匹とも子供を生みました。1匹が近所の納屋で4匹産み、1匹が少し遅れて5匹産みました。
4匹産んだ母猫は、白がほとんどで少し黒の模様がありました。そして産まれた子猫は、両耳が少し茶色で尻尾も少し茶色で、あと全身が白の毛の模様が3匹で、黒が多く白が少しの模様が1匹です。1匹が末っ子と思われ、やんちゃで食いしん坊です。そして1ヶ月半たちました。子猫たちは巣立ったようで、今は姿が見えません。そしてもう一方の雌猫は、うちの家の風呂場の雨の当たらない場所で、5匹の子猫を産みました。子猫たちは、母猫のお乳で育ってゆきました。
そして暫くすると、5匹の姿が見えなくなりました。母猫と探していると、1匹が、隣りのアパートの片隅で鳴いているのが見つかり、段差を乗り越え母猫の元に還りました。しかし4匹は見つかりませんでした。そして母猫とともに餌を食べ、お乳を飲んでいましたが、そのうち、姿が見えなくなってしまいました。母猫は、子供たちを探して、鳴き続けていましたが、10日程であきらめがついたようです。そして、餌を欲しがらなくなり、空腹に耐え切れなくなった時、鳴く様です。自然に還るためでしょうか？数か月間、玄関ドアの外で朝食と夕食を与えていました。しかし、ある日、うずくまり、低い声で苦しそうに鳴いていました。夕食を与えてみましたが、食べようとしません。しばらく、背中を撫でていました。すると、その場では吐かず、少し離れた場所で、一度だけ苦しそうに吐いてしましました。また元の場所に戻りうずくまっていました。しばらくして、再度見てみると、なんと仲の良い雄猫が訪れていました。そのあと姿が見えなくなりました。心配していましたが、一向に姿を現しません。数週間後、妻と庭仕事をしているとき、近所の人が、近くの人の庭で特徴の似た猫が死んでおり、葬ってくれたことを知りました。
ゾウの墓場なる言葉があります。動物は自らの「死」を悟ると、特別の死地を探すのでしょうか？
