migugu2007

日頃から思っていること。

中東の方との語らいについて

   お互いの心が通じたかもしれない海外の方について

その方にお会いしたのは、怪我の療養後半の2023.12月初めだったでしょうか。片言の英語で名前を尋ねました。2度ほど聞き直し、「マイケル」であることが分かりました。そして、数日後ある看護師の計らいで、ディルームで話し合うことができました。私の片言の英語と、マイケルの片言の日本語です。なかなか意思の疎通が難しい。ですが、辛抱強く会話を続けました。持っていたオディオプレーヤで「ミスターロンリー」を聞いてもらいました。じっと聞いていたマイケルは、昔聞いていたニュース番組のテーマ曲を思い出したようでした。その後も数曲聞いて頂きました。「どうですか?」と尋ねると静かに頷(うなづ)いてくれました。「神」について語り会いました。唯一神(アラー)と複数神(日本の神々)で話し合いました。午前1時から午前3時まで話し合い、結論は、「唯一神」+「2,3の神」ということになりました。頻(しきり)りに話すことが「お金は、人生にあまり必要ではない」ということでした。そして、二人とも本を書いていることが分かりました。2回目は家族のことを話しました。二人の年齢が、75歳と72歳であること、孫が10名と二人であることが分かりました。3回目が午前2時頃から午前5時頃まででした。自分の書いている原稿をかいつまんで説明しました。理論物理、天文学などを説明しましたが、かなり理解してくださったようでした。多分、マイケルの著書であろうA5の本も見せてもらいました。数日たち、私の転院が決まりました。すると、マイケルが、夕方4時半ころ私の部屋を訪れてくれ、話しているうちに私が12月12日そしてマイケルが12月13日であることが分かりました。そして12月12日、午前2時頃最後の挨拶をしました。最後の言葉がマイケルの口から発せられました。その言葉は、「さよなら」でした。