migugu2007

日頃から思っていること。

日本の電力事情について考えました。その2

電力事情について 補足
2023年4月、6月から電力各社の値上げ(一部値下げ)が始まった。北海道電力・30%上げ、東北電力・30%上げ、東京電力・30%上げ、北陸電力・41%上げ、中部電力・20%減、関西電力・20%減、四国電力・28%上げ、九州電力・値上げ回避、沖縄電力・39%上げ、中部電力、関西電力の20%減、は政府の負担金によるものであり、九州電力の現状維持は玄海原発の恩恵そして東京電力は刈羽原発の恩恵で30%に抑えた。しかし、データを詳しく見ると9社のうち2社は、政府支援金による値下げである。電力という公共性を考えると公平に支援金は支給されているはずである。どうなっているのか?そして、国民は今回の大幅値上げをどう考えているのか?多分、どうしようもなくしぶしぶ従うだろう。しかしながら、こうなってしまったのは国民にも原因の一端はある。感情に任せた原発反対、そしてまだ、未熟な技術である太陽光発電礼賛である。先に原子力発電について記すと日本国民には原子力アレルギーがあると思う。そして、「発電は簡単で、原子力に頼らなくても十二分に電力量はある。」との意見もある。確かに発電技術は比較的簡単であるが、そこにはエネルギーが必要となる。発電エネルギーをどうするかが問題になっている。化石燃料の埋蔵量には限りがあり代替燃料が必要となる。「核融合発電」は、いまだ研究段階にあり実用には程遠い。そこで、融合の前段階である原子量発電が必要となってくる。原子力アレルギーは致し方ない。唯一の被爆国であるのだから。しかし、ここまで進歩した原子力発電の有効性にも目を向けるべきではないだろうか?但し、開発を急ぐあまり設置場所を間違えてしまったようだ。日本には、国土を東北日本と西南日本の分ける「フォッサマグナ(大地溝帯)」が存在している。
その後の地質学の進歩により、日本は「活断層」の巣であることが分かってきた。現在、日本にある51基の原発はその上にあるようだ。だから、日本国内の設置は無理かもしれない。どうするか。日本列島は「ユーラシアプレート」の右端に位置し、その下を「北アメリカプレート」が潜り込む構造になっている。「北アメリカプレート」が「ユーラシアプレート」の下に潜り込む際のひずみが「地震」となる。「北アメリカプレート」は移動しているので太平洋側に設置することは危険であろう。以前、福島沖に風力発電設備を設置しようとして失敗し200億円もの税金を失った話もある。だから、日本海側の比較的浅い海に、石油切削に使う「石油プラットフォーム」を設置したらどうだろうか?この技術は「波力発電」にも有効であろう。問題は送電である。現在の技術では「海底ケーブル」だけであろうが、将来的には「ワイヤレス送電」にしたいものであ
る。この「ワイヤレス送電」の技術は、世界で最も進んでいるらしい。そして、この「ワイヤレス送電」の技術は、宇宙空間に太陽光パネルを設置できる技術にもなるだろう。
追記;先に記した原発反対意見の方が意見の最後に記した一文です。
「ラ・ロシュフコーの名言 賢い人を幸福にするにはほとんど何もいらないが・・愚か者を満足させるものは、何もない・・たいていの人が、惨めなのはその為である・・」