migugu2007

日頃から思っていること。

人生に音楽を・について考えました。

私の音楽人生について
私の手元には、若い頃から集めたクラッシクレコード盤が15枚、ポップス系が17枚あります。ターンテーブルに乗せた、レコード盤のスタート端に向かう針の付いたアームの動きが頭から離れず、ヤフオクで、ソニーのPS-V800を\210+送料で買ってしまった。アンプは、オンキョウのFR-7GXDVです。レコード盤は、夏の暑い日に、中性洗剤とスポンジで洗いました。雑音も音飛びもなくなり、何か柔らかい音の感じがしました。そして、2022年8月の新潟へのドライブ用に、クラシック音楽とポップス系をCDに焼いたのですが、出来が悪かったので、2022年12月、再度レコード盤録音からやり直しました。今回は、ディジタルオーディオプレーヤーにも転送しました。音源の準備もできた今回は、それらを聞いて、感じたことを記したいと思います。
1,ドボルザーク・・交響曲第9番「新世界より」・・・通称の「新世界より」が、この曲    の全てを
表しているようです。現実世界で過ごし、ある世界へ旅立つ様相ではないだ ろうか?これを第2楽章が表し、第3楽章は、ある世界からの便りではあるまいか?そこは素晴らしい世界であろう。
2,スメタナ・・・・交響詩モルダウ・・・凛とした白い、或いは黒々とした緑の大地を、とうとうと流れる大河を描いた曲であろう。そこには、祖国への「愛」が満ち溢れているのではあるまいか?
3,モーツアルト・・セレナード第13番ト長調「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」・・「小さな夜の曲」という意味らしいが、その美しいメロディは、何時の季節の夜にも似つかわしいと思う。そのあまりにも美しい旋律は、恋人に捧げられたものか、はたまた、神に捧げられたものであろうか?ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの作曲作品の中で、最も知られたものであるらしい。全ての楽曲に言える事だが、弦楽器には、モーツァルト独特の響きが感じられる。
4,ヴィヴァルディ・合奏協奏曲「四季」・・四つの楽章から成るバイオリン協奏曲です。それぞれに、「春」、「夏」、「秋」、「冬」の名が付けられ、親しまれている。それぞれ、美しいが、私には、「夏」、「冬」が好ましく感じられる。
5,ベートーヴェン・交響曲第5番「運命」・・・運命は、かくのごとく、門をたたくか?いや、何事もなかったように、傍らにたたずんでいるようだ。華々しさもなく、輝きもなく、静かに横たわり、そして来るべき荘厳な輝きを待っているようだ。淡い期待を持つからである。そしてそれは必ず叶うであろう。問うならば、それは、いつの日か・・・
6,シューベルト・・交響曲第8番「未完成」・・・第2楽章までしかない。ロマン派であり、たった31年の生涯であった。その音楽は、バロック期のように美を追求しながらも、はかなくも繊細な旋律である。個性の表現の代償として、モーツアルトと同じく、若くして、命を失うことになったのではあるまいか?
7,チャイコフスキー・バイオリン協奏曲ニ長調・・53歳の生涯であった。何処か哀愁のある旋律は、ひきつけられる。バイオリン奏者の技巧も必要のようだ。
8,メンデルスゾーン・・バイオリン協奏曲ホ短調・・・聞きなじみのある旋律は美しい。結婚行進曲も有名である。しっかりした印象である。ロマン派であり、38歳の生涯であった。
9,モーツアルト・・・ピアノソナタ第15番ハ長調、第11番イ長調トルコ行進曲付・・・軽やかかで、明るく美しい旋律である。
ピアノソナタ第17番ニ長調、第8番イ短調・・・モーツアルトの手に掛るとこういう曲調になる。ピアノ音色もこういう風になる。トルコ行進曲は、何とも跳ね上がる様な躍動感がありなしないだろうか?
10,ビゼー・・・アルルの女第一組曲・・・37歳の生涯だから短いといえる。短命の天才に言える事だが、長寿に勝る、努力する才であった。
11,ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番・・・鈍くゆっくり歩くようなピアノの音色から始まり、バックグラウンドでオーケストラの音に支えられる。終わり方も独創的で素晴らしい。30年間の全く短い生涯であった。
12,チャイコフスキー・ピアノ協奏曲第1番・・・聞きなじみのある壮大な旋律で始まる素晴らし曲である。美しさと共に力強さに溢れている。
13,ベートーヴェン・・ピアノ協奏曲第5番「皇帝」・・・旋律に荘厳な麗しさが感じられる。おなじみの旋律も現れる。
14,パッヘルベル・・・カノンニ長調・シャコンヌへ短調・・・同じ美しい調べが、何度も繰り返されるカノン形式で書かれた曲です。バッハの小フーガ「フーガト短調」を彷彿とするのは、私だけだろうか?
15,ヘンデル・・・レシタティーフとラールゴ、コラール・・・荘厳さから始まるが、基本的には、華やかな美しさを追求に徹している。コラールは、中学時代の吹奏楽部で演奏していた曲です。
16,穂状の音楽・・・ヘンデルによって編纂された作者不詳の作品群である。華やかな演奏、繊細な美しさ、美の追求の作品群である。
17,バッハ・・・・管弦組曲第1番・・・深みのある弦楽器の音色で始まり、木管楽器の演奏があって魅力ある楽曲となっている。朝日を浴びているかのようである。
18,バッハ・・・・管弦組曲第3番・・・金管楽器の華やかな演奏が心地よい。全曲に渡り金管楽器の演奏となる。「G線上のアリア」と呼ばれている素晴らしい旋律が流れる。それは思わず口ずさみたくなるメロディです。
19,バッハ・・・トッカータとフーガニ短調、フーガト短調・・・どこか懐かしいメロディが続き、あたかも温かい空間にいるような気になる。荘厳なパイプオルガンの響きは、何かを支える様な感じがする。軽やかな、懐かしい旋律が流れ、次に天国、或いは地獄へ行ったり来たりしているようだ。
20, バッハ・・・トッカータとフーガへ短調・・・パイプオルガンからあまりなじみのない旋律が奏でられる。ちょっと退屈さを感じるかもしれない。しかし、心休まるメロディが、流れて来ます。遊園地にいるかのようなイメージが湧いて来ます。
21,モーツアルト・・・交響曲第40番・・・「悲しみのシンフォニー」と言われているように、旋律は悲しい。だが、美しさは際立っています。死の直前に書かれたようだが、悲壮さはみじんも感じられない。
22, モーツアルト・・・交響曲第41番・・・有名なのだが、あまり聞いていなかった。弦楽器の響きには、明確にモーツアルトらしさが感じられる。
23,バッハ・・・・・無伴奏チェロ組曲・・・全6曲から成る。チェロの練習曲として作曲されているが、立派に作品として成り立っています。ちょっと退屈に感じるかもしれないが、聞きなじみのある旋律は、対位法だろうか・単純な音符の上下が、低音域、中音域、メロディを奏でている。第1番→第3番→第4番→第2番→第5番→第6番の順に聞かれているようだ。特記すきは、第5番と第6番は、他の4曲の倍の長さがあろうかという大作です。
思えば、クラシック音楽との出会いは、小学校4年のある日の午後、白黒テレビのCMから流れていた、心の残る美しい旋律を知ってからかもしれない。その曲名が、バッハの「ゴルドベルグ変奏曲 アリア」だと知ったのは、52歳を過ぎてからでした。そして、演奏している楽器が「チェンバロ」であり、ピアノの前身であると知りました。又小学校高学年では音楽鑑賞の授業で、名曲の数々を聞いたが、中で、ハチャトリアンの「剣の舞」には衝撃を受けた。それまで、全く聞いたことのない調べだったからです。また、スメタナの「モルダウ」も心に残っている。上記したのは、多くの名曲の中の一部です。音楽の探求心に心を傾ければ、人生に退屈などしている暇音楽に溢れようではないか。・・・